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冬山講習会、尻別岳編その3(最終)
ピットチェックで【4-2】のヤバい日なので、林の中を登ります。ジグもあまり大きくしないようにして登ります。
なんて綺麗な空と木々の白さなんでしょう♪(11:01)
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後ろを振り向くと、木々の間からルスツのイゾラスキー場(貫気別山)が見えてました。(11:19)
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co989mと尻別岳のコル(co960m)が目の前です。(11:35)
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コル到着。左手のピークが尻別岳(1107.3m)です。このコルは雪庇が両方向に発達しています。風が渦巻くんでしょうかね。co989へは危険なので、ここが今日のピークです。ノール部分(緩斜面から急斜面へ斜度が変わる部分)には断面が出来やすいので、あまりウロウロしないよう講師の方から指示が出ました。
1/16の事故は、co989の直下、co969の辺りでスキーヤーが入ったことによる刺激で、雪崩が発生したようです。(11:38)
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シールを剥がし、危険度4-2(雪の結合状態が非常に悪い)なので、雪崩斜面には近づかずに、林の中を滑りました。以外と木々もうるさくなく、快適な斜面でしたよ。

空の色の濃さ、青色じゃなく紺色!


ピットチェックをしたあたりで、斜度も緩くなってきているので安全でしょうということで、雪崩斜面にでて滑りました。

奥の真っ白な斜面は雪崩斜面です。


標高が低くなり日射で雪が重くなったせいか、雪崩斜面と言うことで体が硬くなったせいか、斜度が緩いのにもかかわらず、全員一回は転んだというのが、妙に可笑しかったです。だって、ここは雪崩の走路になる部分です。転んでモタモタしてちゃいけない場所ですよ、。(12:19)
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あとは樹林帯と林道を、ほぼ直滑降で林道入り口到着です。平らに見えますが、立っていれば滑って降りれる斜度です。(12:25)
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今回は雪崩斜面に起きている雪崩の実物も見れたし、木々の生えていない魅力的な一枚バーンの斜面を、ピットチェックもせずに入ることの危険性をひしひしと感じたし、とても勉強になった講習会でした。深雪を滑る時、その斜面はどういう条件の斜面なのか。滑る日までの気象状況はどうだったか。ビーコンはきちんと発信しているか。など、よーーーーく考えてから斜面に入らなくてはと思いました。講師の方には、丁寧に教えていただき感謝の気持ちでイッパイです。楽しく滑ってくれた仲間にも感謝ですわ♪
by mrkgen | 2010-02-25 23:53 | 山の勉強 | Comments(4)
Commented by grmay6 at 2010-02-26 20:41
美しい写真を見ると行きたくなります。ビーコンの受信機は別物になりますか?
Commented by mrkgen at 2010-02-27 11:09
◆grmayさん
シーズン中、なかなかこれだけの美しい景色には、ぶつからないものですね。素晴らしい日でした。ビーコン、発信と受信は切り替えて使います。山に入る時は発信状態。一たび誰かが埋まったら、残りの全員が受信に切り替えて、探します。なかなか一発で探すのが難しいので、繰り返し練習が必要なんですね。
Commented by desire_san at 2010-03-01 19:38
記事と写真を楽しく拝見しました。
私もブログに厳冬期の八ヶ岳連峰の写真を載せましたので是非見てください。
http://desireart.exblog.jp/10083414/
よろしかったらブログの中に書き込みして下さい。
何でも気軽に書き込んでください
Commented by mrkgen at 2010-03-02 17:39
◆desire_san
いらっしゃいませ。お返事が遅くなってすみません。同じコメントが22日の記事にも入っていたので、削除させていただきました。
以前の記事も見ていただいて、ありがとうございます。

本州のあこがれの山々を、見せていただきました。
素晴らしいです。また後ほどゆっくり見させていただきますね。