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小樽赤岩・テーブルリッジ、その2(最終)
小樽赤岩・テーブルリッジ、その2(最終)_c0048117_2083212.jpg怖いながらも、ちょっと振り返ると素晴らしい小樽の海岸線が見えます。外の生岩、それもアルパインスタイルは楽しいですね。緊張感は半端じゃないですが、ザイルで繋がって登るのは、孤独なんだけど、連帯感を感じます。2ピッチ目は、普通の岩登りハイキングかなというぐらい、簡単にクリアです。今日の核心は最後のピッチにありました。トップはM青年です。ビレイする私!やはり、このピッチもスタート地点から、まもなく姿が見えなくなります。ロープはズンズン出て行きます。長いコースのようです。M青年のコールが聞こえます。さ、覚悟を決めて頑張って登りましょう。フェル氏がアドバイスする為に、ダブルロープという登り方で(たぶん)、私の後をついて登ってきます。
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フェル氏が後から見ているだけで、とても安心感があります。最後の核心部です。パッと見たときは、いけると思ったのですが、なかなか手がかり足がかりが決まらない(+_+) たぶん、この写真の後だと思うのだけど、次の手がかりを出そうとして手がかからずテンションがかかりました。まともにテンションがかかったのは初めてです。なんだか落ち着いてぶら下がりましたよ。ロープって以外と伸びるんだなぁ~というのが感想です。ショックはかからず、ボヨヨ~~ンです。下で見ていたフェル氏も楽しんだじゃないかしら(^_^;)
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フェル氏のアドヴァイスで、ヌンチャクを空いているボルトに掛けて、それを使ってもイイヨということです。それを使って何とかクリアしました。ちょっとガックリです。最後、テーブルに上がる所も、微妙に難しい(>_<) 下を見ると巻き道があるじゃないですか! でも、フェル氏に却下されました。最後の力を振り絞ってテーブルの上に這い上がりました(^_^;)
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テーブルの上から振り返ると、なんと言う絶景なんでしょう。ヘロヘロでじっくり見る余裕はありませんでした。
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テーブルリッジ、たぶん私には背伸びをしたコースなのかも知れませんが、そこが楽しさでもありました。攀じ登っている時は、半分泣きたい気持にもなりましたが、終ってみると、また行きたい!!今度はテンション掛けないように、そして少しは周りの景色を楽しみながら登りたいです。案内していただいた岩師匠のフェルさん、サポートしてくれたM青年、本当にありがとうございました。最高の岩だった。フェルさんの素晴らしい写真は、宝物だよう!!
11時から登り始めたテーブルリッジ、テーブルの上に着いたのは2時になっていました。お腹ペコペコ、ノドはカラカラ。美味しいコーヒーを入れてお昼としましょう。充実感イッパイでのお昼は最高でした。
by mrkgen | 2008-08-25 20:45 | 岩壁/montana | Comments(8)
Commented by フェル at 2008-08-26 16:55 x
marikkaさん お疲れ様でした。

1ピッチ目の左上トラバース、お見事でしたよ。 あんなに真剣な顔のmarikkaさんは山小屋でナベをつつく時以外見られない。(笑)

テンションが掛かった3ピッチ目(普通は4ピッチ目になる)の核心、あと少しで行けたのに残念でしたね。
でも、落ちても「しっかり確保される」体験をすると、次からは思い切りイケます。

> アドバイスする為に、ダブルロープという登り方で(たぶん)、私の後を

あれはダブルロープではないんですが、、、
ホントはパーティー登攀ではやっちゃいけない登り方です。
ポイントではセルフ採りましたけどね。(^_^;)

いずれ機会を作ってリベンジしましょ。
Commented by mrkgen at 2008-08-27 12:03 x
◆フェル岩・壁の大師匠!
フェルさんにお見事なんて言われると、涙がチョチョきれます。
もう少しおだててくれれば、豚も木に登るで登れたかも(^◇^)
真剣な顔でよかったです。本当は泣きべそになっていたんですから。

あのテンション、M青年のビレイなので安心していましたが、テーブルに着いたら、アッチ向いてたのでちょっと淋しかったです。コールが聞こえないわけがわかりました。
ロープの遊びと伸びでブラ下がるのが、あれぐらいなんだと分かったし、すこしハングぽかったので、体を擦る心配もなかったですしね。テンションがかかるということは、擦るような角度じゃないのか。

山岳会じゃないから、力量に応じてなんですね(^_-)

しっかぁ~し、フェルさんて教え方も上手だけど、ルートの選定も、つくづく上手いなと感心しています。簡単だと、天狗になるし、難しかったら嫌気がさすし、今回のコースはムラムラと練習意欲に火を点けてくれましたよ。『旧道』のことは、忘れました!(^^)!
Commented by フェル at 2008-08-27 17:43 x
いまだに「壁のシミ」クライマーとしては、「師匠」と呼ばれるのは支障がある。(^_^;)
先輩クライマーって、後輩が真剣に岩に集中している姿を見るのはとてもうれしいものなんです。

> テーブルに着いたら、アッチ向いてたのでちょっと淋し
> かったです。コールが聞こえないわけがわかりました。

彼は最終ピッチのリードは初めてだから、あそこでのビレイも初めてでした。 ビレイ位置や向き(姿勢)によってもコールの聞こえ方が違って来る事が判ったと思います。 彼は吸収が早いし、事前、事後には必ずイメ・トレをする人だから次回は完璧でしょう。(^.^)

普段の壁練を見ていると、ひとり一人、赤岩のあそこは無理とか、ここは大丈夫、って云う事が判るんですよ。
フリールートなら途中で敗退もアリだけど、マルチでは戻ること自体、全員に危険が及ぶから極端な背伸びのルートには連れて行きません。
ワンテンは入ったけど、marikkaさんには、すでにテーブルクリアの力が有ると云うことですよ。♪




Commented by mrkgen at 2008-08-28 07:51
◆フェルさん、おはようございます♪
師匠じゃなく老師はどうじゃ? 中国では大師匠のことを言うそうです!
M青年の勉強熱心な姿勢は、見習わなくちゃと思っているのですが、なんせ吸収する速度が遅いし、というか、吸収しているのかって突っ込まれそうだな。速度が遅けりゃ、何度も繰り返しだね。もっと若いときに首を突っ込んでおけばなぁ~と思う今日この頃(なんちって)

今回のこと、M青年のいい練習台になってあげたような気がします(爆) 

>すでにテーブルクリアの力が有ると云うことですよ。♪
フェルさんにそう言われると、ますます燃えるじゃないですか!なんだか嬉しいね。
Commented by marbo at 2008-08-28 09:43 x
marikkaさん、おはようございます。
頑張っていますね~。うちの会の新人達もそれくらい一生懸命岩訓練に励んでくれたら張り合いもあるのですけど。

テーブルリッジはマルチピッチの登竜門的な岩で、登っても楽しいし、ロケーションも最高ですよね。
わたしもマルチでのリードはこの岩でできるようになりました。この岩、コールは聞こえないし、ロープの流れは良くないし、下手っぴ~だから腕はパンプしてくるしで、大変だった記憶があります。でも終了点から見える祝津の海岸は青く、ヨットなんかが浮かんでいて、足を震わせながら登ってきた事を忘れさせてくれる清々しい景観は、「あ~ッ、登れて良かったな~!」って全身で思わせてくれるんですよね。

Commented by mrkgen at 2008-08-28 12:04
◆marboさん、こんにちわ♪
電気の沢やらで、ご活躍ですね! 
すごいなぁ~、ちょっと憧れてますよん(^J^) 電気の沢じゃなくmarboさんをでっす!

テーブルリッジ、marboさんにもそんな時があったのですか!?!
初めっから5級クラスをスタスタだったのかと思いましたが、ちょっと安心しました。(だって、初めて赤岩で会った時の、あの不敵な笑い、忘れられないですぅ。。。)
足、震えました!スタート地点からも終了地点からも見えな所が
初心者にとって、気分的にすごく不安でした。でも、その不安を克服して登りきった時の絶景が、たまらんですね。
本当に、終わってみれば!楽しいコースでした。
次回は、登っている時も楽しく感じたいもんだわ。そして、終わった時に不敵の笑いを浮かべたいです(^_-)
Commented by grmay6 at 2008-09-06 23:31
すごすぎ、気合が入りますね。
Commented by mrkgen at 2008-09-07 14:40 x
◆grmayさん
気合が入るというか、泣きべそになるというか、必死でした(^_^;)
終ってみると、とんでもない緊張感が充実感に置き換わりました♪