人気ブログランキング | 話題のタグを見る
トップ
神社山(237m)
今朝もジェイの散歩で、今時期の堅雪狙いの神社山を登ってきました。

周回コース:1時間

この頃は「ヤマレコ」に書くことが多く、ブログと両方に書くのが、面倒だわ。ということで、リンクしましたので、見てみて。「ヤマレコ」は山行報告に特化したサイトで、とてもよく考えられているようです。HYMLで教えてもらい、一月ぐらい前から使い始めてますが、やっと分かってきたかな(^_^.) 
ルート図も見れるし、いろいろ奥が深いです。
クリックしてみて→神社山

神社山(237m)_c0048117_23355669.jpg

不思議なケルンを見っけ!
神社山(237m)_c0048117_2336304.jpg

後日(3/15)林道跡を探検散歩しました。今まであの先はどうなっているの、という疑問が全て解けました!もう、神社山はどこからでも登れるぞーという気分ですが、雪のない藪の時期は嫌じゃね。ジェイも嫌じゃよな(^_-) 「ヤマレコ」にアップした3/15の神社山の記録です。写真もイッパイ出しているので、興味がある方は見てみて。

荒井山から見る神社山。3月10日は、左の低い所から登って、右に降りています。15日は右から左に降りています。今年は、もう登れないかな。
神社山(237m)_f0082103_114230100.jpg

神社山の歴史:郷土誌 宮の森より

元十二軒沢と呼ばれた通称・荒井山町内は、浜崎商店(現・セイコーマート)の所で琴似川の本流を跨いで流れの両岸に広がっています。右岸沿いの道を新道と呼び、左岸沿いに伸びている道を旧道と言っています。新道は昭和36年に開設されたもので、南進すると正面にそびえる一山があります。荒井山町と円山西町の境界をなすこの小高い山は、神社山と称し、明治30年2月、札幌神社(現・北海道神宮)の所有地となりました。樹林育成に努め、森の樹木にも太古をしのぶ樹齢をみることができ、全て北海道風致地区に指定されています。昔は「エプイ」(蕾のような小山)と呼んでいました。北海道神宮の参道から見ると、本殿の真裏に位置し、四季の彩りに悠然と据わり神宮の尊厳を深めています。

戦争末期の昭和20年春から荒井山町の人々には全く予期しない、寝耳に水の大変な出来事が持ち上がりました。北部軍司令部の命令で神社山の山すその各所に洞窟掘削の作業が開始されたのです。
ピックハンマーやドリルの轟音は、日夜住民の耳をつんざく程でした。その作業に駆り出されたのは軍属の日本人技術者や朝鮮人労務者など、その数は三千人ともいわれ、山すそにはバラックの宿舎が数十棟も急造されました。札幌市内からも連日何百人もの勤労奉仕隊が参加しました。掘削作業は日夜絶え間なく続けられ、轟音の明け暮れに地域住民はどうなることかと不安におののいた日々が敗戦の日まで続けられました。

この洞窟には北部軍司令部がたてこもるため、米軍の爆撃に耐える地下壕として計画されたもので、神社山に縦横数本づつの隧道を掘り、岩盤の固さや作業の難易などの調査のための試掘の段階で終戦をむかえました。なぜ神社山が選ばれたかは定かではありません。おそらく札幌に近く通信連絡に便利なこと、山の大きさが洞窟の規模に適していたこと、岩盤が固く爆撃に耐えること、などが考えられます。神社山の山すそには今でも掘りかけの洞窟が10ヵ所以上も痕跡をとどめています。そのほか山頂に向かって大人の背丈を没する程の壕も構築された形跡が、山腹に幾すじも残っています。

敗戦と同時に残留させられた朝鮮人労務者には着るものも食べるものも充分に与えられず、やむをえず、付近の畑作のばれいしょやかぼちゃで飢えをしのいだようです。宿舎の壁も屋根も引きはがして焚却にし、その日で芋やかぼちゃを焼いて食べていました。10月半ばまでに、全員が本国へ送還になったようです。

洞窟掘削も、工事期間が短かったため、大きな影響もなくて済みましたが、この期間は悪夢のような一時期でした。もしも、この作業が一年でも早く開始されるか、又は敗戦が一年でも遅れていたなら、神社山の形はもちろん、荒井山町の様子も大きく変わっていたでしょう。


郷土誌 宮の森
平成2年10月10日発行
制作者:札幌市立宮の森中学校

by mrkgen | 2010-03-10 23:10 | 里山/montana | Comments(6)
Commented by p−2です。 at 2010-03-11 08:10 x
ヤマレコ見ました。
凄いね、文章も可笑しいし、仕事から帰ってから、寝るまでいそがしいでしょね〜。それなのに、毎朝のジェイの散歩もして偉いわ。

それにしても、最後のお家、、、ニセコにも、道路沿いに1件あったよね、
去年かなー通ったら、住んでないみたいでした。
Commented by mrkgen at 2010-03-11 12:30 x
◆P-2さん
こうやってお昼休みにコメントしたりして、仕事中の時間を有効に使ってます(^_^;) 家の中はシッチャカメッチャカさ(@_@;)

ニセコのあの家、20代の頃から見ているから、ずいぶん経ってますよ。もう、人は住んでいないんですか? いつも見るたびに、オサレ!と思ってしまうわ。中がどうなっているのか見てみたいですね。
Commented by grmay6 at 2010-03-11 23:01
ヤマレコとはすごいサイトですね。どこか山に登る時は、みんなの役にたちますよね。
Commented by mrkgen at 2010-03-12 12:46 x
◆grmayさん
データベース化を目指しているんでしょうね。
それも一人の方がフリーで作っているとは、驚きと感謝です。
Commented by オッキー at 2010-03-14 00:26 x
ヤマレコ見ました!これ使えますね~!
画像の保存期間とかあるんですか?永遠ですか?
今度山に行ったら、私も使ってみよう!!
Commented by mrkgen at 2010-03-14 16:49 x
◆オッキーさん
お久しぶりぶりです。お勉強、順調そうですね(^_-)
永遠かな。まずオーナーさんが健全なうちは、問題ないんじゃないかしら。まだ若そうだし(^^)v 
なかなか奥が深くて、まだ分かってない所もあるのですが、でも面白いです。同じ山の履歴もでたりするので、比べてみるのも楽しいですわ。
オッキーさんの、すごい山行が出てくるのが楽しみです♪