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幌尻岳(ポロシリダケ/2053m) その1
幌尻岳は日高山脈の最高峰。アイヌ語のポロ・シリ(大きい・山)からついた名前です。十勝側にも十勝幌尻岳(1846m/通称カチポロ)という、こちらも堂々とした素晴らしい山がありますね。

幌尻岳は深田久弥の100名山に選ばれている為、本州から多くの登山者が訪れています。実際、山荘の宿泊客の90%が本州客だそうです。登山口からの日帰りは、よほどの健脚でない限り無理ですので、どうしても幌尻山荘での宿泊が必要となります。今は完全予約制になり、ある程度入山者が規制できる様になりましたが、でも予約しないで来る人も中にはいるようです。
幌尻山荘について

今年からバイオトイレが設置されましたが、あまり順調には稼動されていないようです。昔ながらのボットントイレは、多くの利用者のためにあふれんばかりになります。それをヴォランティアによる人たちで汲み取りして、人力運搬で下ろしています。今年は7月に一回、そして今回と二回の人力運搬になりました。

幌尻山荘(C950m)までは、仮ゲイト(駐車場)から取水ダム(C770m)までの2時間あまりの林道歩きと、取水ダムからは額平川を何度も渡渉する沢登りが2時間と、4時間ほどかかります。今回、清掃登山ということで、特別に取水ダムまで車で行くことを許可されています。(これが魅力で参加したというのも本音です(^_-)

幌尻岳(ポロシリダケ/2053m) その1_c0048117_2317347.jpg13日朝、日高の集合場所で沢装備の準備をして、マイクロバスに乗り換えて出発です。参加者は苫小牧・白老・札幌・江別などから女性4名、男性11名です。清掃登山ですので、一般の人たちが駐車しているゲート前で一旦降りて、周りのゴミ拾いです。この頃は、登山者の意識も高くなっているのか、昔ほどゴミが落ちてはいないように感じますが、それでもタバコの吸殻や飴の包み紙などが落ちていますね。ゲートからは、私たちのマイクロバスと、関係車両のみで進みます。ものすごい渓谷の狭い道で、一般車の通行禁止も頷けます。

取水ダムで、また周りのゴミ拾いです。建物の陰にはティッシュも落ちていました。一斗缶や3日分の食材を分担して背負い、出発です。
幌尻岳(ポロシリダケ/2053m) その1_c0048117_23155818.jpg
 
***その2へ続く***
by mrkgen | 2008-09-16 23:45 | 夏山/montana | Comments(2)
Commented by banyan10 at 2008-09-19 11:17
清掃登山ですか。ご苦労様です。
山でゴミを捨てるというのは本当に残念ですね。
3日分の食料は大変ですね。寝具も持って行くのでしょうか?
Commented by mrkgen at 2008-09-20 08:47 x
◆BANYANさん、おはようございます。
この頃はだいぶ意識も高くなっていますが、まだまだですね。
登山人口が多ければ多いほど、変な奴も多いわ<`ヘ´>

寝袋とマットは持っていきません。特別待遇で、ふかふか毛布の貸与があります。その分、ゴミを持って帰ってくださいという趣旨のようです(^_^;)